米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らすIDPsが米軍の支援を受けるシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)の元ダーイシュ司令官らの暴行を受ける(2023年5月26日)

ヒムス県では、シリア人権監視団が複数の地元筋からの情報として発表したところよると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らすカルヤタイン市近郊出身の国内避難民(IDPs)4人が、米軍の支援を受けて同地で活動するシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)のメンバーらの待ち伏せに遭い、暴行を加えられた。

4人はSNSで、キャンプの窮状や、シリア自由軍による窃盗、幼児拉致などの犯罪行為を非難、これがシリア自由軍のファリード・カースィム司令官の怒りを買い、元ダーイシュ(イスラーム国)の司令官(アミール)で、現在はシリア自由軍の幹部として、55キロ地帯外での偵察活動などの任務にあたる司令官の弟が派遣され、暴行に至ったという。

AFP, May 26, 2023、ANHA, May 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2023、Reuters, May 26, 2023、SANA, May 26, 2023、SOHR, May 26, 2023などをもとに作成。

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