シリア政府はダルアー県ナスィーブ国境通行所を全面封鎖、シリア国民連合はヌスラ戦線らによる検問所制圧を「革命家たちによる英雄的役割」と賞賛(2015年4月2日)

SANA(4月2日付)は、外務在外居住者省高官の話として、ヨルダン政府によるジャービル国境通行所一時閉鎖への対抗措置として、シリア政府はナスィーブ国境通行所を4月2日付で完全閉鎖すると発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のサーリム・ムスラト報道官は、アル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団によるナスィーブ国境通行所(ダルアー県)制圧に関して「革命家たちが…英雄的役割」を果たしていると賞賛し、歓迎の意を示した。

Kull-na Shuraka', April 2, 2015

Kull-na Shuraka’, April 2, 2015

Kull-na Shuraka', April 2, 2015

Kull-na Shuraka’, April 2, 2015

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クッルナー・シュラカー(4月3日付)によると、国境通行所の施設で反体制武装集団による商品、設備などの略奪が行われた。

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シリア人権監視団によると、シリア軍が、1日にシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団らによって占拠されたナスィーブ国境通行所一帯を「樽爆弾」などで空爆し、戦闘員3人が死亡した。

シリア軍はまたアクラバー村、フラーク市、カフルシャムス町、ダーイル町、インヒル市、カフル・ナースィジュ村、東カラク村などに対して「樽爆弾」などを使用して空爆を行い、女性、子供複数を含む約20人が死亡した。

一方、SANA(4月2日付)によると、タイバ村、ウンム・マヤーズィン町、マターイヤ村、ブスラー・シャーム市一帯、アンタル丘、タファス市、サムリーン村、ズィムリーン村、ウンム・アウサジュ村、ティーハ村、マール村、アクラバー村、アシュアリー農場、イブタア町、アトマーン村、シャイフ・マスキーン市、東ガーリヤ村、スーラ村、西ガーリヤ村一帯、ダルアー市旧税関地区、ダム街道地区、ヤルムーク学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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自由シリア軍南部戦線第1軍のアブー・ハムザ・ヌアイミー大尉は、クッルナー・シュラカー(4月2日付)に対して、ヌスラ戦線らによって制圧されたナスィーブ国境通行所が民政委員会によって管理されることになるとの意向を示した。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、April 3, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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