クナイトラ県、ダマスカス郊外県、アレッポ市郊外で、シリア軍とジハード主義武装集団の戦闘続く(2015年9月28日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、前日のイスラエル軍によるシリア領内(シリア軍拠点)への攻撃にもかかわらず、シリア軍は国防隊とともに、アフマル丘、ハドル村一帯で反体制武装集団と交戦、同地一帯を「樽爆弾」で空爆した。

クッルナー・シュラカー(9月28日付)によると、「堪え忍ぶ者たちに吉報をもたらせ」合同作戦司令室は県北部に展開していたシリア軍第90師団所属第4中隊(タルジャナ中隊)を制圧したという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市、マダーヤー町一帯、ナシャービーヤ町およびその一帯を「樽爆弾」などで空爆し、少なくとも3人が死亡した。

ARA News(9月28日付)によると、ザバダーニー市一帯およびフーア市・カファルヤー町一帯の一時停戦対象地域内に位置するマダーヤー町への空爆では、女性1人が死亡した。

シリア軍と国防隊はまた、ダーヒヤト・アサド町郊外のダマスカス・ヒムス街道(国際幹線道路)一帯で、イスラーム軍などジハード主義武装集団と交戦し、シリア軍が重火器で攻撃を行った。

一方、SANA(9月28日付)によると、ドゥーマー市西方、サマーディー村、アーリヤ農場、ハラスター市北部農場地帯、ダイル・アサーフィール市農場地帯、ダイル・サルマーン街農場地帯で、シリア軍がイスラーム軍と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、クッルナー・シュラカー(9月29日付)によると、西カラムーン地方(レバノン国境地帯)で活動する反体制武装集団は、「シャームの民中隊」の名で統合すると発表した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カフルズィーター市、ザカート村をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(9月28日付)によると、シリア軍が、ウカイリバート町、ジャニー・アルバーウィー村、ラフジャーン村、ウンム・マイヤール村で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、クッルナー・シュラカー(9月28日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線は、カフルナブル市で住民多数を逮捕した。

逮捕された住民は、シリア軍士官の家族だという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の支配下にあるタルビーサ市のウラマー委員会の委員長を務めるアクラム・ハーッジ・イーサー氏が、市内のアビー・バクル・モスクでの早朝の礼拝を終え、モスクを出た直後に何者かに殺害された。

同監視団によると、タルビーサ市はまた、シリア軍が西部各所を砲撃し、ジハード主義武装集団司令官1人が死亡したという。

また、同じく反体制武装集団の支配下にあるヒムス市ワアル地区では、シリア軍が深夜に重火器による攻撃を再び激化させ、子供、武装集団戦闘員ら合わせて24人が死亡した。

ワアル地区へのシリア軍による砲撃は27日から激しさを増している。

シリア軍はこのほかにも、サアン・アスワド村、ガントゥー市、ハルムーズ村を砲撃し、少なくとも3人が死亡した。

一方、SANA(9月28日付)によると、シリア軍が、ラスタン市、ガントゥー市でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アイン・タッル地区、旧市街、ザフラー協会地区、バーシュカウィー村一帯、ハンダラート・キャンプ一帯、ブライジュ村などで、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員、アジア系・アラブ系外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線、ムハーリジーン・ワ・アンサール軍(チェチェン人など)などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

ARA News(9月28日付)によると、シリア軍はまた、アレッポ市カーティルジー地区、マイサル地区、旧市街、シャッアール地区、カッラーサ地区に対しても空爆を行い、少なくとも3人が死亡した。

一方、クッルナー・シュラカー(9月28日付)によると、アレッポ市南部のダマスカス・アレッポ街道(国際幹線道路)沿いのICARDA郊外の農場地帯にあるアジュナード・シャーム・イスラーム連合の拠点に対して、何者かが爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行い、戦闘員3人が死亡、2人が負傷した。

他方、SANA(9月28日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ライラムーン地区、ラーシディーン地区、ザフラー境界一帯、カースティールー地区、ラームーサ地区、ハラク地区、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区、カルム・タッラーブ地区、マアスラーニーヤ地区、シュカイイフ地区、製材所、サミーリーヤ村、ワディーヒー村、ナイラブ航空基地一帯でシリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらに、ARA News(9月28日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区での西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊での戦闘に敗れて撤退したシャーム戦線(ないしはシャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線)が、シリア政府支配下にとどまるヌッブル市、ザフラー町に対して砲撃を激化させた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒーシュ村を空爆し、6人が死亡した。

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ダルアー県では、SANA(9月28日付)によると、シリア軍がヌアイマ村、アトマーン村・タファス市街道でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、ARA News(9月28日付)によると、ロシア大使館などがあるアダウィー地区の乗り合いタクシー停留所に迫撃砲弾1発が着弾し、住民2人が死亡、5人が負傷した。

ダマスカス警察筋によると、この迫撃砲は、ジャウバル区に潜伏を続ける反体制武装集団が撃ったものだという。

AFP, September 28, 2015、AP, September 28, 2015、ARA News, September 28, 2015、Champress, September 28, 2015、al-Hayat, September 28, 2015、Iraqi News, September 28, 2015、Kull-na Shuraka’, September 28, 2015、September 29, 2015、al-Mada Press, September 28, 2015、Naharnet, September 28, 2015、NNA, September 28, 2015、Reuters, September 28, 2015、SANA, September 28, 2015、UPI, September 28, 2015などをもとに作成。

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