YPG(主導のシリア民主軍)とアル=カーイダ系組織のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動がアレッポ県のアフリーン市一帯およびアレッポ市シャイフ・マクスード地区で戦闘を続ける(2015年11月30日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(11月30日付)がタッル・リフアト市の活動家の話として、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がマリーミーン村でのシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団との戦闘で、住民13人を殺害したと伝えた。

一方、アフリーン氏一帯での戦闘に関して、自由シリア軍マーリア作戦司令室はビデオ声明を出し、「ムジャーヒディーン」(ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動など)が、シリア民主軍が制圧していたカシュタアール村、タナブ村、アナブ村、ブラーシュ村、シャワーリガ村、穀物サイロ地区を奪還した、と発表した。

また、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属部隊の革命家軍に対して、人民保護部隊との連携を解消するよう呼びかけた。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とジハード主義武装集団が交戦を続けた。

ARA News(11月30日付)によると、この戦闘でシャイフ・アフマド地区住民5人が負傷した。

AFP, November 30, 2015、AP, November 30, 2015、ARA News, November 30, 2015、Champress, November 30, 2015、al-Hayat, December 1, 2015、Iraqi News, November 30, 2015、Kull-na Shuraka’, November 30, 2015、al-Mada Press, November 30, 2015、Naharnet, November 30, 2015、NNA, November 30, 2015、Reuters, November 30, 2015、SANA, November 30, 2015、UPI, November 30, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.