西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区をアル=カーイダ系組織が砲撃するなか、ロシアが同地のYPGに武器弾薬を投下したとの情報が流れる(2015年12月3日)

アレッポ県では、ARA News(12月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局が実効支配するアレッポ市シャイフ・マクスード地区をアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が砲撃し、住民9人が負傷した。

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ARA News(12月3日付)は、複数の反体制筋の話として、アル=カーイダ系組織の攻撃を受けるアレッポ市シャイフ・マクスード地区の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対して、ロシア軍が約5トンの軽火器、弾薬をパラシュートで投下したと伝えた。

これに関して、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区のライザーン・ハッドゥー報道官は「事実無根」と述べ、これを否定した。

AFP, December 3, 2015、AP, December 3, 2015、ARA News, December 3, 2015、Champress, December 3, 2015、al-Hayat, December 4, 2015、Iraqi News, December 3, 2015、Kull-na Shuraka’, December 3, 2015、al-Mada Press, December 3, 2015、Naharnet, December 3, 2015、NNA, December 3, 2015、Reuters, December 3, 2015、SANA, December 3, 2015、UPI, December 3, 2015などをもとに作成。

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