米トルコがアレッポ県北部に設置合意した「安全保障地帯」でシャーム戦線とダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ戦線とYPGがそれぞれ交戦(2015年12月11日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月11日付)によると、シャーム戦線がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるハムザート村(米トルコ政府が設置合意した「安全地帯」内のカフラ村近郊)を攻撃、同村を奪還した。

これに対して、ダーイシュはジャーズィル村にあるシャーム戦線本部を車爆弾で攻撃し、戦線の中央司令部の「アブー・ハサン」司令官を殺害した。

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アレッポ県では、ARA News(12月11日付)によると、米トルコが設置合意した北部の「安全地帯」の西側に位置するバヌー村で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とシャームの民のヌスラ戦線が交戦し、ヌスラ戦線戦闘員1人が死亡した。

AFP, December 11, 2015、AP, December 11, 2015、ARA News, December 11, 2015、Champress, December 11, 2015、al-Hayat, December 12, 2015、Iraqi News, December 11, 2015、Kull-na Shuraka’, December 11, 2015、al-Mada Press, December 11, 2015、Naharnet, December 11, 2015、NNA, December 11, 2015、Reuters, December 11, 2015、SANA, December 11, 2015、UPI, December 11, 2015などをもとに作成。

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