トルコのエルドアン大統領はイランのシリア介入を「宗派主義的動機」によると批判するとともに、ダーイシュ(イスラーム国)とPYDを「PKKと大差ない」と酷評(2015年12月27日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シリア情勢に関して「もしイランが宗派主義的な動機でアサドの後ろ盾になっていなかったら、我々は今日、彼らとシリアなどの問題について議論できていたはずだ」と述べた。

エルドアン大統領は、ロシア、イラン、ダーイシュ、そしてクルド人が、シリアで「無実の人々を容赦なく殺している」と批判したうえで、「ダーイシュや民主統一党は…クルディスタン労働者党(PKK)と同じようなもので大差はない…。これらの組織は、世界規模の主導権争いの道具だ」と断じた。

AFP, December 27, 2015、AP, December 27, 2015、ARA News, December 27, 2015、Champress, December 27, 2015、al-Hayat, December 28, 2015、Iraqi News, December 27, 2015、Kull-na Shuraka’, December 27, 2015、al-Mada Press, December 27, 2015、Naharnet, December 27, 2015、NNA, December 27, 2015、Reuters, December 27, 2015、SANA, December 27, 2015、UPI, December 27, 2015などをもとに作成。

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