ダマスカス郊外県でダーイシュ(イスラーム国)司令官爆殺、ヌスラ戦線との対立が原因か(2016年1月30日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(1月30日付)などによると、ハジャル・アスワド市で爆発が発生し、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官アブー・サーリム・イラーキー氏を含むメンバー複数が死亡した。

『ハヤート』(1月31日付)は、親政権の複数のサイトの話として、爆発の背景に、同地でのアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線とダーイシュの緊張関係があったと伝えた。

また、クッルナー・シュラカー(1月30日付)によると、西カラムーン地方で潜伏を続けるダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所をシャームの民のヌスラ戦線が攻撃した。


AFP, January 30, 2016、AP, January 30, 2016、ARA News, January 30, 2016、Champress, January 30, 2016、al-Hayat, January 31, 2016、Iraqi News, January 30, 2016、Kull-na Shuraka’, January 30, 2016、al-Mada Press, January 30, 2016、Naharnet, January 30, 2016、NNA, January 30, 2016、Reuters, January 30, 2016、SANA, January 30, 2016、UPI, January 30, 2016などをもとに作成。

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