2014年1月23日のシリア情勢:レバノンの動き

ナハールネット(1月23日付)によると、レバノン軍が、ベカーア県東部のザファリヤー検問所で、逃走中のアブドゥッラー・アッザーム旅団メンバー、イブラーヒーム・アブドゥルムウティー・アブー・ムアイリク氏(パレスチナ人、通称アブー・ジャアファル)を交戦の末に逮捕したと報じた。

アブー・ムアイリク氏はこの戦闘で負傷し、搬送先の病院で死亡し、また戦闘で軍の士官1人が負傷した。

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NNA(1月23日付)によると、ベカーア県バアルベック郡マシャーリーウ・カーア地方で、シリア領から潜入しようとした武装集団と軍が交戦した。

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OTV(1月23日付)によると、レバノン山地県アレイ市郊外のラアス・ジャバルで、進歩社会主義党のサーミー・マッルーシュ前内務局長が遺体で発見された。

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ミシェル・スライマーン大統領は声明を出し、シリアの紛争に関して「いかなる理由であれ、シリア内政へのあらゆる干渉、とりわけ戦闘への参加をやめることで」これまでの非干渉政策を貫く必要があると述べた。

AFP, January 23, 2014、AP, January 23, 2014、Champress, January 23, 2014、al-Hayat, January 24, 2014、Iraqinews.com, January 23, 2014、Kull-na Shuraka’, January 23, 2014、Naharnet, January 23, 2014、NNA, January 23, 2014、Reuters, January 23, 2014、Rihab News, January 23, 2014、SANA, January 23, 2014、UPI, January 23, 2014などをもとに作成。

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