シリア軍はダマスカス郊外県などの反体制武装集団支配地域への爆撃・砲撃を続ける(2017年8月5日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(8月5日付)によると、シリア軍がジャウバル区、アイン・タルマー村一帯を激しく空爆・砲撃した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はジャウバル区、アイン・タルマー村一帯に地対地ミサイルなど150発の砲弾を撃ち込んだという。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の支配下にあるハドル村に迫撃砲弾2発が着弾した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市郊外の街道一帯を砲撃した。

またウンム・マヤーズィン町とタイバ町を結ぶ街道で、ハウラーン法務局の車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

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ハマー県では、『ハヤート』(8月6日付)シリア軍が未明に県北東部のガーブ平原の村々を砲撃し、1人が死亡した。

これに対して、シャーム解放機構は同地での戦闘でシリア軍士官を殺害した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(8月6日付)によると、シリア軍がアレッポ市西部郊外のザフラー協会地区の大使徒モスク一帯で、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、アレッポ市南部郊外のハルサ村を砲撃した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(8月5日付)によると、カーミシュリー市でラーミー・マフルーフ氏が経営を主導する民間航空会社「シャーム・ウィング」社の事務所が何者かの発砲を受けた。

AFP, August 5, 2017、AP, August 5, 2017、ARA News, August 5, 2017、Champress, August 5, 2017、al-Hayat, August 6, 2017、Kull-na Shuraka’, August 5, 2017、al-Mada Press, August 5, 2017、Naharnet, August 5, 2017、NNA, August 5, 2017、Reuters, August 5, 2017、SANA, August 5, 2017、UPI, August 5, 2017などをもとに作成。

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