ロシア軍がダマスカス郊外県東グータ地方を燃料気化爆弾で爆撃し、医療施設を利用不能に(2018年2月21日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が燃料気化爆弾を使用して東グータ地方各所を爆撃し、同地の医療施設が利用不能となった。

同監視団によると、ロシア軍が東グータ地方を爆撃するのはこの3ヶ月間で初めて。

しかし、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ダマスカス郊外県東グータ地方の反体制派支配地域に対する最近の爆撃に関して、ロシア軍戦闘機が民間人への爆撃には参加していないと述べ、これを否定した。

国連などによると、18日から激化している爆撃で、この2日間に医療施設6カ所が被弾したという。

また、シリア人権監視団によると、18日以降の東グータ地方でのロシア・シリア軍による爆撃・砲撃で、子供71人を含む296人以上が死亡、1,400人が負傷しているという。

一方、SANA(2月21日付)によると、東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がジャルマーナー市に着弾し、住民10人が負傷した。

Ghouta Media Center, February 21, 2018

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ダマスカス県では、SANA(2月21日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾50発以上が、バーブ・サラーム地区、バルザ区、カッサーア地区、バーブ・トゥーマ地区、アブー・ルンマーナ地区に着弾し、住民8人が負傷した。

SANA, Feruary 21, 2018

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ダルアー県では、SANA(2月21日付)によると、反体制武装集団がダルアー市とイズラア市の住宅街を砲撃し、女性1人が死亡、13人が負傷した。

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クナイトラ県では、SANA(2月21日付)によると、シャーム解放機構がバアス市を砲撃した。

AFP, February 21, 2018、ANHA, February 21, 2018、AP, February 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2018、al-Hayat, February 22, 2018、Reuters, February 21, 2018、SANA, February 21, 2018、UPI, February 21, 2018などをもとに作成。

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