米軍統合参謀本部報道官「マンビジュ、ユーフラテス川河畔地域からアフリーンに転戦したシリア民主軍に代わって、米軍が増援部隊を派遣」(2018年3月16日)

米軍統合参謀本部のケネス・マッケンジー報道官は記者会見で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、アレッポ県東部のマンビジュ市一帯およびダイル・ザウル県ユーフラテス川河畔地域でダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を行ってきた部隊を、アレッポ県アフリーン郡方面に転戦させたことを受け、米軍が代わりとなる部隊を派遣したと発表した。

アナトリア通信(3月16日付)が伝えた。

なお、ANHA(3月16日付)によると、シリア民主軍は先週、ダイル・ザウル県に展開させていた部隊1,700人を、アフリーン郡に侵攻中のトルコ軍部隊との戦闘に投入するために転戦させていた。

AFP, March 16, 2018、Anadolu Ajansı, March 16, 2018、ANHA, March 16, 2018、AP, March 16, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 16, 2018、al-Hayat, March 17, 2018、Reuters, March 16, 2018、SANA, March 16, 2018、UPI, March 16, 2018などをもとに作成。

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