シリア軍は逃亡しようとしたハーリド・ブン・ワリード軍の戦闘員とその家族34人以上を処刑する一方、ヨルダン国境方面に逃走した戦闘員約60人が投降(2018年7月31日)

シリア人権監視団によると、シリア軍と親政権民兵が、ダルアー県のヤルムーク川河畔地域から脱出しようとして、軍の検問所を通過しようとしたハーリド・ブン・ワリード軍の戦闘員とその家族34人以上を処刑したという。

シリア人権監視団によると、ハーリド・ブン・ワリード軍の戦闘員約100人が、シリア軍によるシャジャラ町制圧時(30日)に、ヨルダン国境沿いに位置するディヤーン村方面に逃走した。

戦闘員らは逃走に際して、住民を「人間の盾」として利用したが、ロシア・シリア軍の追撃と爆撃により、最終的には約60人が投降した。

AFP, July 31, 2018、ANHA, July 31, 2018、AP, July 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 31, 2018、al-Hayat, August 1, 2018、Reuters, July 31, 2018、SANA, July 31, 2018、UPI, July 31, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.