シリア民主評議会報道官はムアッリム外務在外居住者大臣の発言を「シリアの憲法に合致していない」と批判(2018年10月15日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のアムジャド・ウスマーン報道官は、首都ダマスカスでのワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相とイブラーヒーム・ジャアファリー外務大臣の共同記者会見でのムアッリム大臣の発言を批判した。

ウスマーン報道官は「記者会見で、シリアの外務大臣はユーフラテス川東部の情勢について言及したが、これはシリア憲法に合致しない。シリア政府はイドリブ県の後はユーフラテス川東部に狙いを定めている」と非難した。

そのうえで「ダマスカスとの交渉が頓挫した理由は、ダマスカスの政府が対話に際して課した前提条件と狭量な縛りにある。我々はこの協議が失敗したことの背後に外国勢力がいるとの嫌疑を拒否する。ダマスカスの政府により柔軟になり、政治的解決に向けた愛国的なフォーマットに至るよう呼びかける」と付言した。

ANHA(10月15日付)が伝えた。

AFP, October 15, 2018、ANHA, October 15, 2018、AP, October 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2018、al-Hayat, October 16, 2018、Reuters, October 15, 2018、SANA, October 15, 2018、UPI, October 15, 2018などをもとに作成。

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