トルコ日刊紙「シリア北東部に安全地帯が設置されればシリアのアル=カーイダ(シャーム解放機構)のメンバー1万5000人がトルコの支援を受ける国民軍(自由シリア軍)に合流する」(2019年1月29日)

トルコ日刊紙『イェニ・シャファク』(1月29日付)は、トルコが、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム開講機構の支配下にあるイドリブ県を中心とする地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)から外交人戦闘員を排除しようとしている、と伝えた。

また、同紙は「自由シリア軍」筋の話として、シャーム解放機構の戦闘員約1万5000人が、シリア北東部の国境地帯に新たな安全保障地帯が設置された場合、トルコが後援する国民軍に参加することを望んでいると伝えた。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤ(1月30日付)によると、シャーム解放機構広報関係局長のイマードッディーン・ムジャーヒド氏は30日、この報道内容を否定した。

AFP, January 30, 2019、ANHA, January 30, 2019、AP, January 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2019、al-Hayat, January 31, 2019、Reuters, January 30, 2019、SANA, January 30, 2019、UPI, January 30, 2019、Yeni Safak, January 29, 2019などをもとに作成。

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