シャーム解放機構と共闘するヒムス・アディーヤ旅団は「革命のサヨナキドリ」こと故アブドゥルバースィト・サールート氏の後任の司令官を任命(2019年6月21日)

ヒムス・アディーヤ旅団は声明を出し、アブー・ムハンマド・ムハージルをアブドゥルバースィト・サールート氏に代わる新司令官に任命したと発表した。

「革命のサヨナキドリ」、「革命のゴールキーパー」と称され、ドキュメンタリー映画「それでも僕は帰る」に出演するなどして、欧米諸国で広く知られていたサールート氏は6月8日にハマー県北部でのシリア軍との戦闘で戦死した。

ヒムス・アディーヤ旅団は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)と長らく共闘関係にあるイッザ軍(米バラク・オバマ前政権の支援を受けていたいわゆる「穏健な反体制派」)の参加で活動を続けている。

AFP, June 21, 2019、ANHA, June 21, 2019、AP, June 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2019、al-Hayat, June 22, 2019、Reuters, June 21, 2019、SANA, June 21, 2019、SOHR, June 21, 2019、UPI, June 21, 2019などをもとに作成。

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