アサド大統領はイランのハージー外務大臣補と会談(2019年12月31日)

アサド大統領は首都ダマスカスで、イランのアリー・アスガル・ハージー外務大臣補と会談した。

SANA(12月31日付)によると、会談でハージー外務大臣補は、アスタナ14会議で協議された制憲委員会(憲法委員会)の進捗、ユーフラテス川東岸地域(ジャズィーラ地方)情勢などについて説明する一方、シリア北東部へのシリア軍の展開を賞賛、イドリブ県でのシリア軍の勝利に祝意を示した。

これに対して、アサド大統領は、制憲委員会における反体制派代表団とその支援国が議事を妨害していると指摘、イドリブ県でのシリア軍の進軍についてはテロ根絶をめざしていることを明らかにした。

ハージー外務大臣補はまた、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相とも個別に会談した。

AFP, December 31, 2019、ANHA, December 31, 2019、AP, December 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2019、Reuters, December 31, 2019、SANA, December 31, 2019、SOHR, December 31, 2019、UPI, December 31, 2019などをもとに作成。

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