シリア政府支配地、北・東シリア自治局支配地、トルコ占領地で新型コロナウイルス予防に向けた動きが続く(2020年3月17日)

ニザール・ヤーズジー保健大臣は報道向け声明を出し、省内での会合で、全国の市民サービス・センター、公園、映画館、劇場、クラブ、式場などの公営施設の閉鎖を決定したと発表した。

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ダマスカス県は、新型コロナウイルス感染予防策として民間のインターネット・カフェ、屋内の遊び場、スポーツ・サロン、映画館、劇場、式場を閉鎖することを決定した。

また、すべての店主に対して、店舗・施設外での食品の陳列を行わないこと、またレストラン、カフェ・喫茶店の店主に対して、閉鎖された場所での水タバコの提供、家庭への提供を行わないよう要請した。

この要請に応じない店舗や施設に対しては法的措置を講じて、無期限の閉鎖処分にすると強調するとともに、この決定の遵守、あるいは違反者への処分に対する苦情がある場合は、電話(番号は127番)で申し立てを行うよう呼びかけた。

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運輸省は18日、19日に予定していたダマスカス・カイロ便、カイロ・ダマスカス便を予定通り運航すると発表した。

以上、SANA(3月17日付)が伝えた。

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ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(3月17日付)が、シリア政府が新型コロナウイルス感染予防策としてブーカマール国境通行所の閉鎖を決定しているにもかかわらず、人と物の往来が続いていると伝えた。

同サイトによると、シリア政府支配地域と北・東シリア自治局支配地域を結ぶダイル・ザウル市近郊のサーリヒーヤ村の通行所も依然として開放されたままだという。

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北・東シリア自治局ジャズィーラ地方の危機対策室は声明を出し、新型コロナウイルス感染予防策として、公共施設での殺菌作業に加えて、旅客車輌の消毒作業の実施、カフェ、集会所、飲食店、インターネット・カフェ、スポーツ・サロン、娯楽施設の閉鎖、レストラン内の閉鎖敵な空間での飲食の禁止、公営・民間病院への見舞いの禁止、公道や屋外市場での消毒作業の実施を新たに決定したと発表した。

ANHA(3月17日付)が伝えた。

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ドゥラル・シャーミーヤ(3月17日付)は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県とトルコ占領下のアレッポ県北西部を結ぶ街道上の複数カ所に、新型コロナウイルス感染を検査するための医療チェックポイントが設置されたと伝えた。

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トルコのガジアンテップ市で活動する暫定内閣(シリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)の傘下組織)のムンズィル・ハリール保健大臣は声明を出し、16日現在、「解放区」において新型コロナウイルス感染者は確認されていないと発表した。

AFP, March 17, 2020、ANHA, March 17, 2020、AP, March 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2020、Euphrates Post, March 17, 2020、Reuters, March 17, 2020、SANA, March 17, 2020、SOHR, March 17, 2020、UPI, March 17, 2020などをもとに作成。

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