アレッポ県北部へのトルコ軍の砲撃・爆撃に対して、シリア軍もトルコ占領地を砲撃、戦闘員2人を殺害(2021年7月19日)

アレッポ県では、ANHA(7月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村、タッル・マディーク村を砲撃した。

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・リフアト市一帯への攻撃に際して、トルコ軍は無人航空機(ドローン)も投入し、爆撃を実施したという。

シリア人権監視団によると、これに対してシリア軍は、トルコ占領下のバーブ市東の政府支配地との境界に位置するアブー・ザンディーン村の通行所一帯に対して砲撃を加え、シリア国民軍に所属するマリク・シャー師団の戦闘員2人が死亡、4人が負傷した。

AFP, July 19, 2021、ANHA, July 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2021、Reuters, July 19, 2021、SANA, July 19, 2021、SOHR, July 19, 2021などをもとに作成。

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