OCHA:2011年3月から2021年3月までの10年間でシリアで死亡した35万209人の氏名、死亡日、死亡場所を特定(2021年9月25日)

国連人権理事会は第48回理事会(2021年9月18日~10月8日)で、シリア内戦の死者に関するミッシェル・バチェレ国連人権高等弁務官の最新の報告を聴取した。

バチェレ弁務官は、シリアに「アラブの春」が波及した2011年3月から2021年3月までの10年間で35万209人が死亡したことが確認されたことを明らかにした。

バチェレ弁務官によると、国連人権高等弁務官事務所(OCHA)は厳格な方法論に基づき、犠牲者の氏名、死亡日、死亡場所(県)を特定、これらの情報が特定できないケースを排除、重複を回避した。

バチェレ弁務官はまた、行方不明者の消息を明らかにするため、確固たる独立メカニズムを構築することを求めた。

OCHAが発表した。

AFP, September 25, 2021、ANHA, September 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2021、Reuters, September 25, 2021、SANA, September 25, 2021、SOHR, September 25, 2021などをもとに作成。

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