外務在外居住者省は声明で米国人ジャーナリストのオースティン・タイス氏逮捕を改めて否定、米国務省報道官は反論(2022年8月17日)

外務在外居住者省は声明を出し、8月11日にジョー・バイデン米大統領が、米国人ジャーナリストのオースティン・タイス氏を帰宅させるために取り組むようシリア政府に改めて呼び掛けたことに関して、「数年前に不法入国したタイス氏を含む複数の米国市民をシリア政府が拉致・逮捕したとの嫌疑を向けている」、「論理を逸脱した偽りの声明」と非難、シリアで失踪している米国人がシリア国内でテロ・グループと連絡を取り合っており、一部は今もシリア国内でテロ活動を行っていると指弾した。

SANA(8月17日付)が伝えた。

 

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この声明を受けて、米国務省はネッド・プライス報道官は定例会見で、次のように述べ反論した。

声明については承知している。あの声明は我々の基本姿勢を変化させるものではない…。シリアは彼を拘束していることを認めたことはない。我々はシリアには米国市民の釈放を手助けする機会があると信じている。

AFP, August 17, 2022、ANHA, August 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 17, 2022、Reuters, August 17, 2022、SANA, August 17, 2022、SOHR, August 17, 2022などをもとに作成。

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