【トルコ・シリア大地震】高等救済委員会が会合を開き、トルコ・シリア大地震による被災状況の詳細を報告(2023年3月2日)

ムハンマド・マフルーフ地方行政環境大臣を委員長とする高等救済委員会が会合を開き、トルコ・シリア大地震による被災状況の詳細を報告した。

それによると、被災者は9万1794世帯41万4304人に上り、瓦礫の下敷きになっていた住民1553人が救出され、6人が依然行方不明、補修不可能な建物が4444棟、柱などの補強の必要がある建物が2万9751棟、修繕の必要がある建物が3万113棟、倒壊の恐れがある建物が292棟に達しているという。

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ヒムス市のアブドゥッラー・バウワーブ市議会議長は、これまでにヒムス市内の1500件の不動産について、地震による損傷を確認し、クスール地区、カラービース地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ハーリディーヤ地区、バイヤーダ地区など被害が激しい地区で、住民27世帯を避難させたと発表した。

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ハンムーダ・サッバーグ人民議会は声明を出し、南アフリカのノソフウェ・マピサ・ンカクラ国民議会議長とエイモス・マソンド全国州評議会議長より弔電を受け取ったと発表した。

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SANA(3月2日付)が伝えた。

AFP, March 2, 2023、ANHA, March 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2023、Reuters, March 2, 2023、SANA, March 2, 2023、SOHR, March 2, 2023などをもとに作成。

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