ハサカ県北東部ティグリス川河畔に設置されている北・東シリア自治局所轄のスィーマルカー国境通行所は、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/semalka.2017/)を通じて声明を出し、イラク・クルディスタン地域が、同通行所に面するフィーシュ・ハーブール国境通行所と、ワリード国境通行所に面するスワイディーヤ国境通行所の人道部門、通商部門を追って通知があるまで封鎖し、外国とイラクの滞在許可証の保有者の通行と、「ロジャヴァ」(北・東シリア)居住者のシリアへの帰国のみ、土曜日と日曜日に限って認める旨通達してきたことを受け、スィーマルカー国境通行所としては封鎖せずに、人道回廊として人や物の往来を認め続けると発表、フィーシュ・ハーブール国境通行所が常に人道や通商を政治と絡めていると批判した。
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アラビー・ジャディード(5月12日付)によると、一方的閉鎖は、イラク・クルディスタン自治政府のマスウード・バールザーニー大統領が、5月11日にアルビール市のバールザーン地区でのバールザーニー国民記念碑の除幕式に招待したシリア・クルド国民評議会の使節団のスィーマルカー国境通行所経由でのイラクへの入国を北・東シリア自治局が拒否したのを受けたもの。
AFP, May 11, 2023、ANHA, May 11, 2023、al-‘Arabi al-Jadid, May 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2023、Reuters, May 11, 2023、SANA, May 11, 2023、SOHR, May 11, 2023などをもとに作成。
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