アスマー・アフラス大統領夫人は、シリアを訪問中のオマーン国立記録文書庁の使節団と会談した。
使節団の訪問はシリアとオマーンの協力関係の構築が目的で、会談では、歴史の記述やその保存において文書が担う本質的な役割について、それが現代だけでなく未来も創り出すための不可欠な手段でである点に議論が集中した。
アスマー夫人は、国家と社会のさまざまなレベルにおいて文書によって記録することがきわめて重要であるとしたうえで、文書記録が事件や出来事についての見解を代表し、知識を運用する可能性を与え、記録された出来事に対する共同集団思考を創り出し、出来事が記録されなければ、学びや教訓として活かすことができないまま、多くの世代が語るだけのものになってしまうと述べた。
アスマー夫人はまた、文書記録がアイデンティティを守り、帰属意識を維持するための思想的よりどころになると指摘、とりわけシリアが12年にわたって経験してきた戦争が、無形文化遺産のなかで生き、行動する人間にも、物的な文化遺産への被害が大きな影響を与えたがゆえに、こうした文化遺産を文書として記録し、消滅から守り、世代から世代へと受け継いでいかねばならないと強調した。
会談では、ハマド・ビン・ムハンマド・ドゥワイヤーニー代表がオマーン国立記録文書庁の活動状況などについて説明した。
会談には、ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問も同席した。
SANA(5月13日付)が伝えた。
AFP, May 13, 2023、ANHA, May 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2023、Reuters, May 13, 2023、SANA, May 13, 2023、SOHR, May 13, 2023などをもとに作成。
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