ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県を爆撃し、若い男性1人が負傷(2023年5月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(5月30日付)によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバザーブール村一帯を爆撃し、若い男性1人が負傷した。

この男性は近くをオートバイで移動中、爆発の破片を受けて負傷したという。

ホワイト・ヘルメットはフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyrianCivilDefenceIdlibWhiteHelmets/)を通じて、ロシア軍戦闘機がバザーブール村近郊の民家を狙って行った爆撃で、近くをオートバイで移動中の青年1人が破片で負傷したと発表した。

また、シリア軍もザーウィヤ山地方のイフスィム町一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃し、シリア軍第45特殊任務中隊の兵士1人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、キスワ市近郊で、軍事情報局に協力する地元民兵の司令官の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、司令官が死亡した。

AFP, May 30, 2023、ANHA, May 30, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2023、‘Inab Baladi, May 30, 2023、Reuters, May 30, 2023、SANA, May 30, 2023、SOHR, May 30, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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