ロシア、シリア、トルコ、イランの外務副大臣級会合が、カザフスタンの首都アスタナで、ロシア、トルコ、イランによるアスタナ20会議として開幕した。
会合には、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官を代表とするシリア政府使節団、ミハエル・ボグダノフ外務副大臣(中東北アフリカ担当)と アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使 を共同代表とするロシア政府使節団、アリー・アスガル・ハージー外務大臣補を代表とするイラン使節団、ブラク・アクチャパル外務副大臣を代表とするトルコ使節団が参加する。
会合は20日と21日の2日間の予定で、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表、レバノン、イラク、ヨルダンの使節団もオブザーバーとして参加する。
初日となる20日には、スーサーン外務在外居住者省次官を代表とするシリア使節団は、ロシア、イランの使節団と個別に会談し、アスタナ20会議の議事や、関連問題に関する見解について意見を交わし、スーサーン外務在外居住者省次官は、シリア領内からのトルコ軍の撤退が両国の正常な関係の唯一の入口となること、「テロとの戦い」は選択的に実施されるものではないこと、国境安全保障は近隣諸国の共同の責任に基づくことを強調、確認した。
スーサーン外務在外居住者省次官らはまた、ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表とも個別に会談した。
その後、ロシア、シリア、トルコ、イランの外務副大臣による会合が開催された。
会合のなかで、スーサーン外務在外居住者省次官は、アスタナ会議の今次ラウンドにおけるいかなる実質的な成果も、トルコがシリア領内から明確な日程、明確な手順に沿って部隊撤退することを承認し、実際に撤退を開始することに基づかねばならないと名言した。
また、シリアの主権、領土保全に対するトルコの発言は、トルコによるシリア領の占領と相容れず、国際法、そして国家間関係のもっとも基本的な要素に反していると非難した。
SANA(6月20日付)が伝えた。
AFP, June 20, 2023、ANHA, June 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2023、Reuters, June 20, 2023、SANA, June 20, 2023、SOHR, June 20, 2023などをもとに作成。
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