イドリブ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(6月20日付)などによると、ロシア軍戦闘機複数機が、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市国外の農地にある民家複数棟を狙って4回の爆撃を実施した。
爆撃では高性能の真空爆弾が使用されたが、死傷者はなかった。
ロシア軍はまた、シャイフ・バフル村一帯に対しても4回の爆撃を実施した。
この爆撃による死傷者もなかった。
シリア人権監視団によると、シリア軍もシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃した。
一方、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるミラージャ村でシリア軍兵士を狙撃、1人を負傷させた。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。
これに対して、シリア軍もシャーム解放機構の支配下にあるタカード村一帯を砲撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村、ヒルバト・ナークース村、アンカーウィー村を砲撃した。
ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市でラジャート高原出身の部族の兄弟2人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。
AFP, June 20, 2023、ANHA, June 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2023、Reuters, June 20, 2023、SANA, June 20, 2023、SOHR, June 20, 2023などをもとに作成。
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