アサド大統領は首都ダマスカスのモスクで、イスラーム教の犠牲祭(イード・アル=アドハー)の集団礼拝を行う:導師を務めたブーティー博士はシリアの勝利を宣言(2023年6月28日)

アサド大統領は、首都ダマスカスのムハージリーン地区にあるアフラム・モスクを訪れ、イスラーム教の犠牲祭(イード・アル=アドハー)の集団礼拝を行った。

集団礼拝は、ビラード・シャーム・ウラマー連合のムハンマド・タウフィーク・ラマダーン・ブーディー博士の主導のもとに行われ、アサド大統領のほか、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣をはじめとするフサイン・アルヌース内閣閣僚、人民議会議員、バアス党幹部、イスラーム教のウラマー、住民らとともに行った。

ブーディー博士はまた、アサド大統領らを前に説教を行い、以下の通り述べた。

今年のイードは、より良い明日への吉報を携えている点で、過去数年のイードとは異なっている。おそらくそれは、長らく続いてきた苦しもが終わることへの希望だ。我々のウンマは幾年も凶作のなかで暮らし、その間、そして今も危機と苦難に苦しんでおり、多くの人々が貧困にあえいできた。我々は、傲慢な者でなければ否定しないような豊かな暮らしを送ってきたが、その後多くの血が流された。
我々の祖国と同胞が享受してきたこの繁栄と安定にうんざりしている者も一部にはいたようだ。こうした彼らが自らのツールを駆使して、反乱や危機を煽り、多くの災難をもたらした。おそらくは、そうした災難のなかで、西側諸国にいた我々の同胞は道に迷い、祖国が作り出した能力が西側に資するところとなった。彼らの子供たちは囚われの身となり、彼らにふさわしいとされる行動や教育の型にはめられ、人口減少を補うための単なる人的な物質に成り下がった。
我々の祖国は多くの苦しみを味わい、同胞は指導部の不屈の精神のもと、凶作の年を耐え抜いた…。敵対的な行動をとることで、祖国とウンマの崩壊に賭けた者たちは、それが誰であれ、我々のウンマが、勝利を目指して毅然とした態度をとるという決断を下していたことを悟るべきだ。
我々が勝利の兆候が表れているのを目にするなかで、アラブの姉妹国は、我々のウンマに寄り添うことを決意した。祖国の空から逆境の雲を消し去る善の兆しが現れた。賭けを行った者たちは自分たちの賭けが失敗したことを理解した。明日は昨日とは異なっていることを。シリアが勝利したことを。アッラーがウンマを救援し、支え、この試練を経たウンまいをより強力に復活させ、より良い状態しますように。














SANA(6月28日付)が伝えた。

AFP, June 28, 2023、ANHA, June 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2023、Reuters, June 28, 2023、SANA, June 28, 2023、SOHR, June 28, 2023などをもとに作成。

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