国防省は声明を出し、シリア軍部隊が夜明け前、テロ・グループがラタキア県のカッバーナ村一帯に設置されている陣地複数ヶ所に潜入しようとしたのを捕捉、これを迎撃、テロリスト多数を殺傷、アブー・ラウワーハを名乗るリーダーらの遺体を回収したと発表した。
これに関して、イナブ・バラディー(7月7日付)は、シャーム解放機構の戦闘員らの情報として、同機構に所属するウスマーン・ブン・アッファーン旅団のメンバー1人がクルド山地方のカッバーナ村近郊で死亡したと伝えた
また、シリア人権監視団は、クバイナ丘一帯に設置されているシリア軍の陣地の一つに近くに潜入しようとしたウスマーン・ブン・アッファーン旅団のメンバー1人が地雷に触れて爆死したと発表した。
シリア人権監視団によると、同地ではまた、シリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦となり、シリア軍の士官(少尉)1人が死亡した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
さらにウスマーン・ブン・アッファーン旅団はマリク丘一帯のシリア軍の陣地複数ヶ所に潜入し、兵士複数を殺傷した。
AFP, July 7, 2023、ANHA, July 7, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2023、‘Inab Baladi, July 7, 2023、Reuters, July 7, 2023、SANA, July 7, 2023、SOHR, July 7, 2023などをもとに作成。
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