ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月10日付)やシリア人権監視団によると、シリア軍所属の無人航空機(ドローン)1機が、タファス市にあるムハンマド・バディーウィー・ズウビーなる人物の自宅を爆撃した。
爆撃による死傷者はなかった。
ズウビーなる人物は、2022年8月25日にヤードゥーダ村に至る街道で暗殺された元反体制武装集団司令官のハルドゥーン・ズウビーの兄弟。
シリア軍はこれまでにも、ズウビーなる人物の自宅をドローンで爆撃しているという。
一方、シリア人権監視団によると、タファス市の名士とシリア軍と治安機関の士官らがダルアー市で会合を開いた。
会合は、タファス市一帯での治安作戦を実施しているシリア軍の同地に対する攻撃猶予期限が終了するのを受けて開かれ、同地の農場などへの住民の立ち入り解禁、ズウビー部族がタファス市からの指名手配者(とりわけムハンマド・カースィム・スバイヒー(アブー・ターリク)が率いる武装集団メンバーら)の逃走をほう助しないことへの誓約、武装集団メンバー3人のタファス市からの追放などについて協議がなされたが、合意には至らなかったという。
AFP, July 10, 2023、ANHA, July 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2023、‘Inab Baladi, July 10, 2023、Reuters, July 10, 2023、SANA, July 10, 2023、SOHR, July 10, 2023などをもとに作成。
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