アサド大統領はシリアを訪れたロシアのアレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使を代表とする使節団と会談し、シリア難民の帰還に関してこれまでに実施されてきた措置、アラブ諸国と国際社会において帰還問題の解決に向けて行われている議論において提起されたアイデアや提案について意見を交わした。
両者はまた、トルコがシリア領内からの撤退を拒否したことへの対応、「テロ組織」が支配する地域で暮らす民間人への越境(クロスボーダー)での人道支援の方途について協議した。
会談において、アサド大統領は以下の通り述べた。
米国と西欧諸国は、ロシアの国際社会における地位や存在を損なおうとして、世界的な政治・経済危機を作り上げ、世界規模の不安定を引き起こした。
ウクライナをこの目的のための道具として使用してきた。
だが、このようにして作り出された危機の影響は、欧米諸国の生活、社会、経済において深刻化している。
欧米諸国に対するロシアの確固たる姿勢は、多極世界の実現をもたらす最重要要素の一つであり、それを国際法を順守し、主権、自主性、国益を守ろうとしているすべての国、そしてその国民たちが注視している。
SANA(7月25日付)が伝えた。
AFP, July 25, 2023、ANHA, July 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2023、‘Inab Baladi, July 25, 2023、Reuters, July 25, 2023、SANA, July 25, 2023、SOHR, July 25, 2023などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…