ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の増援部隊が米主導の有志連合所属のヘリコプターの航空支援を受け、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダマーン村方面に向かった。
増援部隊は軍用車輛25輛からなり、スワル町一帯に設置されている憲兵隊の陣地に終結、25日のダイル・ザウル軍事評議会と憲兵隊の衝突によって、憲兵隊が撤退した同地一帯の検問所などに展開していった。
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また、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるルバイダ村で26日夜から27日未明にかけて、シリア民主軍と同軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会が交戦し、民間人1人が巻き添えとなって死亡、子供1人とダイル・ザウル軍事評議会のメンバー2人が負傷した。
戦闘は、シリア民主軍が25日の戦闘で撤退したスワル町一帯の憲兵隊の検問所などに再展開を始めたことをきっかけとしており、両者の交戦を受けて、ダイル・ザウル軍事評議会の司令部、地元の名士や部族長が介入し、事態を収拾した。
AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。
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