ロシア国防省はハマー県でシリア軍特殊部隊とシリア駐留ロシア軍が初の夜間戦術演習を実施したと発表した。
演習では、シリア軍の展開地域を攻撃し、民間人ごと集落を占領した敵に対して、両軍が夜間に爆撃や砲撃によって敵の目標を破壊、空挺作戦を実施し、敵の車輛を破壊、同地を解放する訓練が行われた。
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ロシア当事者和解調整センターのヴァディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に14件確認したと発表した。
クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、F-16戦闘機1機、F-35戦闘機3機、MQ-1C無人航空機2機による領空侵犯を11件確認したと発表した。
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RIAノーヴォスチ通信(8月3日付)が伝えた。
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一方、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)上空にロシア軍戦闘機が侵入、有志連合の航空機が緊急発進し、これを排除した。
RIA Novosti, August 3, 2023、SOHR, August 3, 2023をもとに作成。
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