SANA(8月13日付)は、日本人研究者らのシリア訪問について取り上げたルアー・ハリーファ記者のレポートを掲載した。
記事の内容(全訳)は以下の通り。
日本の中東研究者である青山弘之氏(博士)は、シリアに対する一方的な経済制裁がシリアの人々の生活をさらに困難にしているにもかかわらず、彼らは笑顔を絶やさず、優しさと愛情をもって勧んで歓迎してくれたと述べた。
東京外国語大学でアラビア語・中東地域の代表教員を務める青山氏は、東京の大学の学者らからなる日本の観光グループとシリアを訪問した際に、SANAに対してシリアの歴史の意義、シリアの文明や発展を見て取ることができる観光地や史跡の特徴について語った。
青山氏は「私がもっとも注目したのは、前回2019年に訪問した時よりも、シリアでの生活が一方的な制裁や地震によって困難になっているにもかかわらず、人々が、そこでの生活や来訪者を歓迎する表情を見せてくれたことです」としたうえで、ダマスカスのオペラ・ハウスを訪れ、コンサートを鑑賞した時の喜びと感動を語り、文化的な場所を訪れ、シリア人の独特の習慣や伝統に触れることの意義を指摘した。
青山氏はまた、グループのメンバーは西側のメディアがシリアについての事実を歪め、多くの誇張があることを熟知していると明かした。また、優しさ、愛情、そしてもてなしの精神をもって人々が接してくれるなど、さまざまな良いことを経験したとうえで、これらこそがシリア国民のもっとも重要な特徴だと述べた。
グループは1週間の観光を通じてダマスカス県、同郊外県(マアルーラー、サイドナーヤー)、アレッポ県、ラタキア県を見学、旧市街を巡ったほか、さまざまな手工芸品に触れた。
AFP, August 13, 2023、ANHA, August 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 13, 2023、‘Inab Baladi, August 13, 2023、Reuters, August 13, 2023、SANA, August 13, 2023、SOHR, August 13, 2023などをもとに作成。
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