ジュブール部族評議会のアクラム・マフシューシュ顧問は、ノース・プレス(8月14日付)に対して、同部族のシャイフ、アブドゥルアズィーズ・ムスラト氏を罵倒し、暴行を加えた国防隊のアブドゥルカーディル・ハンムー司令官をシリア当局が解任し、裁判所での審査するために首都ダマスカスに移送したことを明らかにした。
アラブ系部族の部族長や名士らは、ハンムー司令官の解任を求めてタッル・ハジャル地区で「戦争のテント」と銘打って抗議行動を続けていた。
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一方、ANHA(8月15日付)やシリア人権監視団によると、ジュブール部族の若者らが国防隊の検問所1ヵ所を襲撃、これを制圧した。
これに対して、国防隊が発砲、負傷者が出た。
国防隊はまた、タッル・ハジャル地区にある「戦争のテント」に対しても発砲した。
事態に対応するかたちで、「戦争のテント」で抗議行動を続ける部族長や名士らは、14日にジュブール部族評議会のマフシューシュ顧問が発表した最後通告の終了日時を1日延長し、16日午前10時までとすると発表した。
AFP, August 15, 2023、ANHA, August 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 15, 2023、‘Inab Baladi, August 15, 2023、North Press, August 15, 2023、Reuters, August 15, 2023、SANA, August 15, 2023、SOHR, August 15, 2023などをもとに作成。
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