新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構は「我々は血の復讐を行う者たち」と題した声明を出し、シャーム解放機構の幹部らの殺害に関与したとして同機構が逮捕した者たちについての調査を行うための独立調査委員会を設置するよう求めた。
要求は「シオニスト十字軍同盟の内通者、そのほかのイスラームの敵が暴かれた」ことを受けたもの。
「こうした裏切者の裏切りや内通」によってフッラース・ディーン機構はアブー・フィラース・スーリー、アブー・ファラジュ・ミスリー、アブー・ハイル・ミスリー、アブー・ムハンマド・スーダーニー、カースィム・ウルドゥンニー、アブー・ハラード・ムハンディスといった幹部が、シャーム解放機構の収容所に収監されている内通者から情報を得た米主導の有志連合によって標的となり、死亡したという。
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なお、イナブ・バラディー(8月24日付)によると、シャーム解放機構は今年の4月以降、シリア北西部で主にジハーディストの摘発を強化し、アンサール・イスラームのアブー・ウルーワ・カンスフラのほか、無所属のアブー・ライス・マアバル、アブー・ウサーマ・ジャザーイリー、アブー・ダルダー・ジャザーイリー(以上イドリブ市で拘束)、ムアーッズ・トゥルキー(イドリブ県ハマーマ村で拘束)、アブドゥッラヒーム・トゥルキー(カニーヤ村で拘束)、アブドゥッラフマーン・トゥルキー(ヤアクービーヤ村で拘束)らが拘束された。
AFP, August 23, 2023、ANHA, August 23, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2023、‘Inab Baladi, August 23, 2023、August 24, 2023、Reuters, August 23, 2023、SANA, August 23, 2023、SOHR, August 23, 2023などをもとに作成。
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