スワイダー県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(8月25日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(8月25日付)などによると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、クライヤー町、シャフバー町、アティール村、サリーム村、ウルマーン村、バドゥール村、マズラア町、マルダグ村、カナワート市、ラハー村、ムクリン村などの住民が早朝から同市を訪れ、シリア革命の旗(フランス委任統治領シリアの国旗)を掲げ、「尊厳ある祖国のため、ともに平和的運動を」と銘打って、国連安保理決議第2254号の履行、アサド大統領の退任、生活状況改善、逮捕者釈放などを訴えた。
集まった住民は20日以降では最大規模で、シリア人権監視団によると、その数は約4000人。
また、イナブ・バラディー(8月25日付)によると、スルター・バーシャー・アトラシュ廟があるクライヤー町でも同様のデモが行われ、ドゥルーズ派のシャイフ・アクルであるハンムード・ハンナーウィー師が廟で、「我々は平和と慈愛と尊厳の布教者だ…我々はスワイダー県の住民だけでなく、シリアのすべての市民を気にかけている」などと訴えた。
さらに、シリア人権監視団によると、フート村でも住民が同様の抗議デモを行った。
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ダルアー県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(8月25日付)、HFL(8月25日付)などによると、ブスラー・シャーム市、ムザイリーブ町、ナワー市、タファス市、マハッジャ町、タイバ町、フラーク市、ジャースィム市、ダーイル市、シャジャラ町、サフム・ジャウラーン村で抗議デモが行われ、参加者はスワイダー県での抗議デモへの連帯を表明、「アサドか、それとも国を焼き討つのか」、「奴らは国を焼き討ちにした、お前たちのアサドもって逃げろ」、「我々のなかに鼓動する凝血がある限り、逮捕者をあきらめない」、「我々は泥を食べても、自由をあきらめない」、「これまでも、これからも尊厳の革命」、「屈辱ではなく、死を」などと書かれたプラカードを掲げるなどして、体制打倒、国連安保理第2254号の履行、政治的移行の実現を訴えた。
AFP, August 25, 2023、ANHA, August 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, August 25, 2023、HFL, August 25, 2023、‘Inab Baladi, August 25, 2023、Reuters, August 25, 2023、SANA, August 25, 2023、SOHR, August 25, 2023などをもとに作成。
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