スワイダー県では、イナブ・バラディー(9月1日付)やシリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、ウルマーン村、マラフ町などから100人あまりが参加、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、逮捕者釈放、国連安保理決議第2254号の履行、外国の部隊のシリアからの撤退などを訴えた。
シリア人権監視団によると、スワイダー市でのデモには2000人以上が参加した。
スワイダー24(9月1日付)、HFL(9月1日付)などによると、同様のデモは、ダルアー県のブスラー・シャーム市、フラーク市、ダルアー市、ジャースィム市でも行われ数十人が参加した。
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一方、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ファウズ・ザウフ村(ジスル・シュグール市近郊)、アティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプで、アレッポ県アターリブ市、ダーラ・イッザ市でも、スワイダー市への連帯を表明するデモが発生した。
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トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県マーリア市、バーブ市、カフラ村、スーラーン・アアザーズ町、「オリーブの地域」内のアレッポ県ジンディールス町でも同様のデモが発生した。
イナブ・バラディー(9月1日付)によると、シリア政府は武力による弾圧を回避するための交渉を続けており、スワイダー県知事がドゥルーズ派のシャイフ・アクルの1人ヒクマト・ヒジュリー師と、ダマスカス郊外県知事がユースフ・ジャルブーア師との折衝を行っているが結論には至っていないという。
シリア人権監視団によると、アレッポ県のアフリーン市、マーリア市、ジャラーブルス市、スーラーン・アアザーズ町、バーブ市でもデモが発生した。
AFP, September 1, 2023、ANHA, September 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 1, 2023、HFL, September 1, 2023、‘Inab Baladi, September 1, 2023、Reuters, September 1, 2023、SANA, September 1, 2023、SOHR, September 1, 2023、Suwayda 24, September 1, 2023などをもとに作成。
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