人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー司令官はロナヒTV(9月5日付)のインタビューに応じ、組織内の対立の存在を認めつつ、ダイル・ザウル軍事評議会のアフマド・ハビール司令官(アブー・ハウラ)の問題が誇張されているとしたうえで、地域住民から多くの苦情があり、逮捕に踏み切ったことを改めて明らかにした。
また、アラブ系部族の蜂起については、「ダマスカス政府の諜報機関が背景にいる」「(シリアの)体制とトルコの間に共通の計画があり、この地域を狙っている」「ダイル・ザウル県と(アレッポ県)マンビジュ郡への攻撃が連携されている」との陰謀論を展開した。
米主導の有志連合の対応については、「米港は内政干渉に反対している」と指摘、「シリア民主軍以外の勢力と同盟することはない」と述べた。
AFP, September 5, 2023、ANHA, September 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2023、‘Inab Baladi, September 5, 2023、Reuters, September 5, 2023、Ronahi TV, September 5, 2023、SANA, September 5, 2023、SOHR, September 5, 2023などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ロシア当事者和解調整センターの…
米中央軍(CENTCOM)は声…