Categories: 諸外国の動き

国連OCHAは国連安保理決議第2672号失効以降降も越境(クロスボーダー)人道支援が32回にわたり実施されたと発表(2023年9月13日)

国連人道問題調整事務所(OCHA)はシリア北西部の現状についての最新のレポート(9月13日付)を発表した。

報告書の骨子は以下の通り:

  • 国連は8月にシリア北西部に対する越境(クロスボーダー)人道支援を32回にわたり実施し、これにより2月6日のトルコ・シリア大地震発生以降200以上のミッションを終えた。
  • 国連安保理決議第2672号が失効した7月10日から8月31日現在までに国連の援助物資を積んだ貨物車輌195輌がトルコからアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所を経由してシリア北西部に入り、現地でサービスや物資の提供が続けられた。
  • 毎週90~100人のガン患者がシリアからトルコに渡航するとともに、シリア北西部で放射線治療装置を設置するための取り組みが継続されている。

AFP, September 13, 2023、ANHA, September 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2023、‘Inab Baladi, September 13, 2023、Reuters, September 13, 2023、SANA, September 13, 2023、SOHR, September 13, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts