ダマスカス郊外県クラー・アサド村で爆発が発生:サウト・アースィマはイスラエル軍の爆撃と伝える(2023年10月1日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、9月30日深夜から10月1日未明にかけて、クラー・アサド村のハムザ・モスク脇にあるシリア軍第4師団のビルで3回の爆発が発生し、2人(身元不明)が死亡した。

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これに関して、サウト・アースィマ(10月1日付)は、この爆発に関して、イスラエル軍がレバノンのヒズブッラーの民兵の施設を爆撃したと伝えた。

同サイトが、複数の目撃者の話として伝えたところによると、爆撃により爆発が4回にわたって発生、その後煙がもくもくと上がった。

また複数の独自筋の情報として、標的となったのは、シリア・レバノン間の武器輸送にかかる兵站・治安面での調整を行う指揮所の一つで、レバノンに輸送されようとしていたイラン製の武器が保管されていた施設は全壊したと付言した。

AFP, October 1, 2023、ANHA, October 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2023、‘Inab Baladi, October 1, 2023、Reuters, October 1, 2023、SANA, October 1, 2023、Sawt al-‘Asima, October 1, 2023、SOHR, October 1, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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