ハサカ県では、シリア人権監視団、ディフェンス・セキュリティ・アジア(10月6日付)などによると、米主導の有志連合が早朝、米軍が違法に基地を設置しているタッル・バイダル村上空に接近したトルコ軍のAnka-S無人航空機(ドローン)1機を撃墜した。
ドローンはタッル・タムル町近郊のアッブ・ナーカ村に墜落した。
**
これに関して、米国防総省のパトリック・ライダー報道官は会見で、シリアでトルコ軍の無人航空機(ドローン)1機が米軍部隊から約1キロの距離にある飛行制限空域(ROZ)を爆撃しているのを捕捉、米軍のF-16戦闘機がこのドローンを撃墜したと発表した。
ライダー報道官によると、ロイド・J・オースティン3世国務長官とトルコのヤサル・ギュレル国防大臣が電話会談を行い、この事件について話し合い、事件が遺憾だとしたうえで、シリアでのダーイシュ(イスラーム国)に対する任務を継続することで合意した。
AFP, October 5, 2023、ANHA, October 5, 2023、Defence Security Asia, October 5, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 5, 2023、‘Inab Baladi, October 5, 2023、Reuters, October 5, 2023、SANA, October 5, 2023、SOHR, October 5, 2023などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ロシア当事者和解調整センターの…
国連難民高等弁務官事務所(UN…