NNA(10月10日付)は、イスラエル軍が10日未明、レバノン南部国境のブリーダ村とマイス・ジャバル村(いずれもナバティーヤ県マルジャアユーン郡)を砲撃したと伝えた。
同通信社によると、イスラエル軍の砲撃はレバノン領内からの侵入を疑ったもの。
ナハールネット(10月10日付)によると、パレスチナのイスラーム聖戦機構が9日にイスラエル領内に潜入、イスラエル軍兵士3人を殺害、数人を負傷させたことを受けて、国境地帯で戦闘が発生、パレスチナ側の戦闘員4人が死亡していた。
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NNA、ナハールネットなどが伝えたところによると、レバノン南部のクライラ村(南部県ティール郡)からイスラエル北部のガリラヤ地方に向けてロケット弾多数が発射された。
これに関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は午後6時頃、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、イスラエル軍戦車がヒズブッラーの拠点2ヵ所を砲撃したと発表した。
アドライ報道官はその直後にもXを通じて、レバノン領内からイスラエル領内の軍用車輌に向けた対戦車ミサイルが発射されたのを受けて、イスラエル軍ヘリコプター1機がヒズブッラーの拠点1ヵ所を爆撃したと発表した。
一方、ヒズブッラーは声明を出し、イスラエル軍の攻撃に対抗して、アヴィヴィム入植地にあるイスラエルの装甲兵員輸送車(APC)を誘導ミサイル2発で攻撃、これを完全に破壊したと発表した。
AFP, October 10, 2023、ANHA, October 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2023、‘Inab Baladi, October 10, 2023、Naharnet, October 10, 2023、NNA, October 10, 2023、Reuters, October 10, 2023、SANA, October 10, 2023、SOHR, October 10, 2023などをもとに作成。
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