ハサカ県では、シリア人権監視団やANHA(10月27日付)が複数筋の話として伝えたところによると、迫撃砲弾複数発がハッラーブ・ジール村にある米軍の基地(アブー・ハジャル空港基地)一帯に着弾した。
攻撃は、米軍の爆撃への報復と見られる。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のウマル油田にある米軍の基地に向けてロケット弾多数を発射、6発が基地一帯に着弾した。
これに関して、タスニーム通信(10月27日付)は複数の地元・治安筋の話として、米軍がシリアの抵抗部隊の陣地複数ヶ所へのテロ攻撃を行ったことへの報復として、ウマル油田にある米軍基地が午前6時5分、ロケット弾10発の攻撃を受けたと伝えた。
また、シリア人権監視団によると、この攻撃の数時間後、「イランの民兵」が保有する無人航空機(ドローン)が米軍基地の居住区を爆撃し、複数回の爆発が発生した。
マヤーディーン・チャンネル(10月27日付)は、米軍基地がドローンやロケット弾の攻撃を受けたと伝えた。
攻撃は、米軍の爆撃への報復と見られるが、人的被害が出たとの情報はないという。
AFP, October 27, 2023、ANHA, October 27, 2023、‘Inab Baladi, October 27, 2023、Qanat al-Mayadin, October 27, 2023、Reuters, October 27, 2023、SANA, October 27, 2023、SOHR, October 27, 2023、Tasnim News, October 27, 2023などをもとに作成。
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