シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アティマ村やダイル・ハッサーン村のIDPsキャンプでジャウラーニー指導者を批判し、同機構の総合治安機関の排除を呼びかけるビラが撒かれる(2023年11月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプ(アティマ・キャンプ)、ダイル・ハッサーン村のIDPキャンプ(ダイル・ハッサーン・キャンプ)などで、同機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者を批判し、同機構の総合治安機関の排除を呼びかけるビラが何者かによって撒かれた。

ビラには、以下のように書かれている。

人々よ、座して何を期待しているのか、さらなる殺戮、さらなる爆撃、こんな屈辱、こんな飢えに満足しているのか、悲劇的な状況について話しても徳はない。誠実なる兵士らに行動を呼びかけよ。

行動し、ジャウラーニーの前でテーブルをひっくり返さねばならない。彼は戦端を開かず、遊園地やショッピングモールを開店する有志連合の手先だ。体制と有志連合の手先である総合情報機関を排除せよ。

AFP, November 15, 2023、ANHA, November 15, 2023、‘Inab Baladi, November 15, 2023、Reuters, November 15, 2023、SANA, November 15, 2023、SOHR, November 15, 2023などをもとに作成。

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