アルヌース首相:「シリアはあらゆる面で不当な戦争に晒され、環境への影響を軽減するために建設された施設の多くが、破壊、盗奪され完全に利用不能となってしまった」(2023年12月1日)

国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)に出席するためにアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを訪問中のフサイン・アルヌース首相は、スカイ・ニュース(アラビア語版、12月1日付)のインタビューに応じ、シリアは世界にとって脅威となっている基本変動に関心があり、各国、あるいは集団で措置を講じねばならないとしたうえで、「シリアはあらゆる面で不当な戦争に晒され、環境への影響を軽減するために建設された施設の多くが、破壊、盗奪され完全に利用不能となってしまった」と述べた。

また、西側諸国の一方的な措置が、環境問題や気候変動問題を含む生活のあらゆる面に及び、そのことが復興を阻害していると非難した。

AFP, December 1, 2023、ANHA, December 1, 2023、‘Inab Baladi, December 1, 2023、Reuters, December 1, 2023、SANA, December 1, 2023、Sky News Arabia, December 1, 2023、SOHR, December 1, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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