国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午前1時35分頃、イスラエル軍が占領下ゴラン高原方面から首都ダマスカス一帯の複数ヵ所を攻撃、シリア軍防空部隊が発射されたミサイルのほとんどが撃破、被害は物的損害に限定されたと発表した。
SANA(12月2日付)が伝えた。
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ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、12月2日午前1時33分から午後1時39分まで、イスラエル空軍の4機のF-16戦術戦闘機が占領下のゴラン高原の空域からミサイルで首都ダマスカス近郊の目標を攻撃、シリア軍がロシア製のパーンツィリ・S1近距離対空防御システムとBuk-M2E自走式中距離地対空ミサイルシステムで迎撃、ほとんどのミサイルを撃破し、シリア軍側に死傷者はなかったと発表した。
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シリア人権監視団によると、イスラエル軍が標的としたのは、レバノンのヒズブッラーが活動するダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町のラウダ・ホテルの後背地の農場、同町一帯およびフジャイラ村一帯の陣地複数ヵ所で、ヒズブッラーとともに活動するシリア人2人と外国人2人が死亡、5人が負傷した。
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イランのメフル通信ANHA(12月2日付)、タスニーム通信(12月2日付)は、この攻撃でイラン・イスラーム革命防衛隊の軍事顧問2人が死亡したと伝えた。
AFP, December 2, 2023、ANHA, December 2, 2023、‘Inab Baladi, December 2, 2023、Mehr News Agency, December 2, 2023、Reuters, December 2, 2023、RIA Novosti, December 2, 2023、SANA, December 2, 2023、SOHR, December 2, 2023、Tasnim News, December 2, 2023などをもとに作成。
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