フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣は、世界食料計画(WFP)のシリア事務代表のケネス・クロスリー氏と会談し、WFPが資金削減を理由にシリアでの食糧援助プログラムを2024年1月に終了することを発表して件について意見を交わした。
マフルーフ地方行政環境大臣は、WFPの決定について、事前通知がなかったとして不満を表明するとともに、シリア国民に対する人道支援を政治利用しようとする逸脱した動きだと非難、プログラム停止を留保すべきだと強調した。
これに対して、クロスリー代表は、シリア政府のメッセージをWFPに伝え、シリア国民への支援継続のために努力し、解決策を模索すると応えた。
SANA(12月7日付)が伝えた。
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これに先立ち、WFPは7日、シリアへの支援に関して、緊急事態や自然災害の被害を受けた世帯を支援するための小規模な緊急支援を継続するとしつつ、全土に対する食糧支援プログラムを資金不足を理由にに2024年はじめに停止すると発表していた。
発表に際して、WFPの報道官は「WPFはシリアで重大な転換点にあり、難しい決断を迫れている」と述べた。
WFPがシリアへの支援を縮小するのは、今回が7回目。
前回の縮小は6月13日で、550万人を対象としてきた食料支援を250万人に削減することが発表されていた。
ジャズィーラ・チャンネル(12月7日付)が伝えた。
AFP, December 7, 2023、Aljazeera, December 7, 2023、ANHA, December 7, 2023、‘Inab Baladi, December 7, 2023、Reuters, December 7, 2023、SANA, December 7, 2023、SOHR, December 7, 2023などをもとに作成。
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