イラク・イスラーム抵抗など「イランの民兵」がダイル・ザウル県とハサカ県の米軍基地を相次いで攻撃(2023年12月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・イスラーム抵抗がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地をロケット弾で攻撃した。

この攻撃に関して、イラク・イスラーム抵抗は午後12時30分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、CONOCOガス田の米軍基地を多数のロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

シリア人権監視団によると、ウマル油田に違法に設置されている米軍基地も複数のロケット弾による攻撃を受けた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が北・東シリア自治局の支配下にあるハッラーブ・ジール村の農業用空港に米軍が違法に設置している基地をロケット弾で攻撃した。

同監視団によると、イラク・イスラーム抵抗と見られる「イランの民兵」がこの攻撃の数時間後、ハッラーブ・ジール村の米軍基地にロケット弾3発を発射、米軍がロケット弾発射地点を地対地ミサイルで攻撃した。

一方、シャッダーディー市に違法に設置されている米軍基地も多数のロケット弾による攻撃を受けた。

AFP, December 8, 2023、ANHA, December 8, 2023、‘Inab Baladi, December 8, 2023、Reuters, December 8, 2023、SANA, December 8, 2023、SOHR, December 8, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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