ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表はカタールで開幕したドーハー・フォーラムに出席し、シリア内線の解決に向けた取り組みが停滞していると私的したうえで、兵力削減や全国規模での停戦などに向けた段階的な取り組みの効果が低いと改めて強調した。
そのうえで、危機の解決には、シリア領内に違法に駐留している米軍やトルコ軍の撤退、クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)の民兵である人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の処遇、経済制裁などといったさまざまな問題を提起し、取り組む必要があると述べるとともに、13年にわたってシリアを孤立させようとしてきた欧米諸国の試みは奏功していないと私的した。
その一方で、アレッポ県やイドリブ県に対するロシア軍やシリア軍の攻撃についての言及はなかった。
ACLS(12月10日付)、RIAノーヴォスチ通信(12月10日付)が伝えた。
ACLS (American Center for Levant Studies), December 11, 2023、RIA Novosti, December 10, 2023をもとに作成。
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